「できれば弁護士の世話にならずに暮らしたい」?
このような言葉をよく聞きます。これは、紛争に巻き込まれずに平穏な生活を送りたいというお気持ちから出るものでしょう。
しかしながら、不況による理不尽なリストラや配置転換、減収によるローンやクレジットの支払いの心配、また、結婚する前にはわからなかった配偶者のDVなど紛争に巻き込まれる確率は交通事故に遭う確率よりも大きいくらいのリスクとして今後の人生設計に組み込んでおくべきでしょう。
ほとんどの方は、弁護士と疎遠な生活を送られています。
しかし、風邪をひいてから医者を探すのは心身ともにしんどいものです。同様に、紛争に巻き込まれてから弁護士を探しても、気持ちが落ち込んでいたり、焦ったりしていることからベストな選択を行えない可能性があります。
紛争の8割は、事前にその芽を摘み取れば、回避できるといわれています。
ぜひ、みなさまには、紛争の何らかの兆候(サイン)が現れた段階で、当事務所にご相談頂きたいのです。
「良い弁護士とは、どういう弁護士。」?
まずは、当該案件について専門知識を有しており、実務経験を積んでいること。
専門外であれば、その旨明確に告げて、当該分野の専門である弁護士を紹介すべきであると思います。
次に、弁護士との相性もとても大切です。紛争は、3〜4年の長期にわたることも珍しくありません。「素人は黙っておれ。」といわんばかりの態度の弁護士がまだまだ多いように思います。よく話を聞いてくれる、共感力がある、報告がまめであるといった弁護士が基本的に備えるべき資質を備えていることは当然の前提として、ユーモアの感覚や真摯で前向きな姿勢といった当該弁護士の特性とご相談者との相性は、弁護士選びにおいて決して軽視できません。 |